お疲れ様です。
退職金ぶちこみ太郎です。
今回は久しぶりに投資理論を書きたいと思います。
今回は銀行株について述べます。
銀行の株って割安なイメージがありますよね。
金融株はPERが割安とか…
配当利回りが高いとか…
株価が急落してチャンスとか…
そんな記事をよく見かけます。
PERが10倍以下の銘柄は割安…そのように投資家は思い込んでしまう癖があります。
それもそのはず、株式投資のセオリーなら利益に注目するのが正解です。
バリュー株に投資をするときはPERは重要ですし、グロース株はEPS成長率が重要です。投資をする際は「利益」に注目する必要があります。
ですが…銀行株に限っては
EPSやPERにばかり注目してはいけません。
銀行株で最も確認するべきことは
純資産だと私は考えます。
銀行株はBPS(1株当たり純資産)やPBR(株価純資産倍率)に注目するべき銘柄なのです。
実はBPSと銀行株の株価は強い関連性があります。
何故なら銀行株は長期で見ると、PBRが1倍に近づくからです。
BPSと株価は関連性があると述べましたが、さっそく、銀行株の株価とBPSを見てみましょう。
コロナショック後の株価はアテにならないので、
2019年11月~2020年1月頃の株価を確認します。
株価は32~35ドルでした。
BPSは29.96

株価は224~249ドル
BPSは259.87
退職金ぶちこみ太郎です。
今回は久しぶりに投資理論を書きたいと思います。
今回は銀行株について述べます。
銀行の株って割安なイメージがありますよね。
金融株はPERが割安とか…
配当利回りが高いとか…
株価が急落してチャンスとか…
そんな記事をよく見かけます。
でも、何故…
割安で放置されているのか?
理解できないことが多いですよね。
割安で放置されているのか?
理解できないことが多いですよね。
そんなこと、ありませんか?
PERが10倍以下の銘柄は割安…そのように投資家は思い込んでしまう癖があります。
それもそのはず、株式投資のセオリーなら利益に注目するのが正解です。
バリュー株に投資をするときはPERは重要ですし、グロース株はEPS成長率が重要です。投資をする際は「利益」に注目する必要があります。
ですが…銀行株に限っては
EPSやPERにばかり注目してはいけません。
銀行株で最も確認するべきことは
純資産だと私は考えます。
銀行株はBPS(1株当たり純資産)やPBR(株価純資産倍率)に注目するべき銘柄なのです。
実はBPSと銀行株の株価は強い関連性があります。
何故なら銀行株は長期で見ると、PBRが1倍に近づくからです。
PBRは他の銘柄ではあまり役に立たない指標ですが(個人の意見)銀行株をチェックする時は必ず見るべきです。
PBR=株価 / 一株当たり純資産(BPS)で計算でき、1倍以下なら割安と判断されます。
BPSと株価は関連性があると述べましたが、さっそく、銀行株の株価とBPSを見てみましょう。
コロナショック後の株価はアテにならないので、
2019年11月~2020年1月頃の株価を確認します。
米国の銀行株であるバンク オブ アメリカ(BAC)の株価は幾らだったでしょうか?
株価は32~35ドルでした。
BPSは29.96

ゴールドマン サックス(GS)の株価は幾らだったでしょうか?
株価は224~249ドル
BPSは259.87

ウェルズ ファーゴ(WFC)の株価は幾らだったでしょうか?
株価は49~54ドル
BPSは45.26
BPSは45.26

どうですか?
PBRはほぼ1倍で推移し、BPSと株価がほぼイコールであったと気付きます。
偶然?
まさか!
こう考えると銀行株はBPSと株価は関連性があると考えるのが自然です。
不思議ですね。
こんなの他の銘柄じゃあり得ないですよ。
まるで何かがBPSと株価を近づけようとしているみたいです。

市場は銀行株の適正株価を計算するために、利益よりも「資産」を重視していると考えられます。

A社、B社、C社は資産の規模は全く違いますが、株価的には同じ評価となります。
銀行ビジネスは多額の負債を抱えながらビジネス展開をしていますが、資産全体を価値として考慮する必要はありません。資産の大多数は負債だからです。
市場が重視しているのは資産(負債+純資産)ではなく純資産そのものです。
ただ誤解無いように言っておきますと必ずしもBPS=株価になるわけではありません。日本の銀行はROEが5%以下の糞企業で株価は評価されていませんし、その逆もあります。
私達、投資家は銀行株に投資をする時、どうしてもPERに注目してしまいます。
だけど、そうじゃないんだよ。BPS、PBRも大事なんだよって伝えたかったんです。
市場は銀行の純資産をそのまま評価しているため、純資産と株価がほぼイコールで落ち着きます。最終的にはPBR≒1倍に近いてゆくのです。
だからBPS(一株当たり純資産)とPBRが1倍以下であるかを確認し、PBRが1を大きく割り込む状況なら割安だと判断して思い切った投資をして良いと判断します。

そう考えると、コロナショックで暴落している今こそ、銀行株に投資をする絶好のチャンスなのかもしれません。
何故か?
それは経済が混乱し、利益が大きく下がると誰もが考えているからです。
経済の悪化は確実と言われる状況で、投資家の多くが恐れています。
市場は銀行がどれだけ、「利益」を失うかに注目しているのです。
ですが、銀行株は長期的には「純資本」に基づいた株価に落ち着きます。
市場が利益に気を取られている隙にバフェットは金融株への投資で成功してきました。
暴落時の金融株への投資は資産を増やすチャンスだと考えます。
私の仕事とは、大きな安全域の中で、『企業の内在的な価値』と、市場価格の差を利用して利益を得ること。これに尽きます。ウォーレン・バフェット
利益率は金融機関によって違うので、必ずしもPBRが1倍になるとは言えません。
ですが、PBRを無視してはいけません。きっと、新しい発見があります。

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