退職金ぶちこみ太郎です。

SPXLって、ご存知ですか?

今、私はSPXLへの投資の為の勉強をしています。

ハイリスク・ハイリターンな投資ですが、いずれ絶好のチャンスがやってくると期待しているからです。



今回はレバレッジを使ったETF…。
SPXLについて調べてみました。

私はいつも色々な方に助けられていまして、ネット上でもアドバイスを貰っております。

分からないところは、野村證券に赴いて、アドバイスも頂きました。







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まず、SPXLの基本情報からです。

S&P500は米国の最も優良な企業500社が組み込まれた、最も有名な米国株ETFの1つなのはご存知だと思います。バフェットも遺言で遺族にS&P500へ投資をするように伝えるほどに安全な投資先です。

その最も安全な投資先であるS&P500にレバレッジ3倍をしたものが

SPXL(DirexionデイリーS&P500ブル3倍 ETF)という金融商品です。


つまり、S&P500指数の日々の値動きの300%のパフォーマンスとなる投資成果を目指したレバレッジETFです。

株価が下落しても上昇しても3倍です。
まさにハイリスクハイリターン!

これだけ聞くと、ただのギャンブルのように聞こえますが、最も安全なS&P500へ投資をしているようなものです。そう考えると悪くないように聞こえます。



さて、過去の投資リターンはどうだったのでしょうか?





SPXLの10年チャート
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おおっ、見事な右肩上がり!
ざっと、10年で10倍ですね。

10年前に投資をしてたら、億万長者じゃんw

さて…。今後も順調に上がるのでしょうか?

ここだけ、見るとSPXLは最強の投資先のように感じてしまいますね。

Amazonに投資をするよりも安心な気がしてしまいます。ブログを巡回するとSPXLへ長期投資をしても大丈夫だという意見もあるようです。

これだけの株価の上昇を見ると、気持ちは分かります。

では、もっと短いスパンではどうでしょうか?
一年チャートを見てみましょう。





SPXLの1年チャート
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こちらが短期間でのチャートです。



2017年9月20日から2018年12月24日の間に
株価55ドル

株価27ドルに激減



2018年12月24日から2019年4月30日までの間に

株価27ドル

株価52ドルに激増


SPXLはS&P500と比較して変動が激しい…。
短期的には特に変動幅が大きいというのは覚えておきましょう。

投資のタイミング次第では大きく資産を増やせますが、失敗すると大幅に資産を失います。

ある程度の投資経験を必要としますが、積極的に資産を増やしたい人からするとアリだと思います。







S&P500(SPY)の1年チャート
と比較すると差は歴然です。
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チャートの形は同じですが、数値の変動は全く違います。
のんびりと資産を増やしたい人はS&P500へ投資するのが良いでしょう。

ただ、最もベストなタイミングで投資をしてもお金持ちになるのに時間が掛かります。

お金を増やすのには大幅な時間が必要になるのは覚悟するべきでしょう。







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さて、レバレッジ3倍のETFは不安ですよね?
私は不安ですw

だから、証券会社に相談してみました。

↓以下、野村證券での会話ですw




ぶち子さん、いらっしゃませ。
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誤解しやすいところや注意事項を紹介します。


注意点を2つほど挙げます。

対象指標の変動により投資元本に損失が生じるおそれがある

レバレッジ(ブル)型の対象指標は日々の上昇率・下落率に 一定の倍数を乗じて算出されるリスクの高い金融商品です。

原指数が一日で大幅に変動した場合、倍数(+2 倍/+3 倍)に応じて ETFの対象指標も大きく変動し、ひいては基準価額等も大きく変動します。

 レバレッジ型(+3倍) が前日から約 33%下落/上昇した場合に投資金額の全額を失います。

野村證券では米国上場 3 倍ブルETF は-30%を超えて下落した際に、当日の基準価格等が-90%を超えて下落しないよう、対象指標との連動を停止する措置がとられます。

つまり、30%下落するとゲームオーバーってことですね。



以上のことから考察するに…。

・相場が過熱状態の時に投資をしない。
・万が一の為に十分な現金を用意する。


SPXLへ投資をするなら、この2つは守った方が良いでしょう。






2営業日以上の変動率は、同一期間の原指数の変動率に倍数を乗じた値とは一致しない

倍数はあくまでも日々の騰落率に対するものであるため、対象指標の 2 営業日以上の期間の累積騰落率は、同一期間の原指 数の騰落率を等倍した値とは、通常は一致しません。

何故なら「複利」で変動するからです。

これは図を見た方が分かりやすいですね。

野村證券さんがレバレッジ型(+2 倍)における「複利効果」を例示したものがあったので引用します。
※注意、レバレッジ型3倍じゃないです。

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・日々10%ずつ上昇した場合の原指数の数値
・レバレッジ型(+2 倍)の対象指標の数値
・原指数の累積騰落率を2倍し、100加えた数値

の3つを示したものです。

1日目は同じ数値ですが、2日目以降ズレが生じます。

何故なら、複利効果で、2 日目以降のレバレッジ 2 倍指標の累積騰落率(上昇幅)は、原指数の累積騰落率を 2 倍した値よりも大きくなります。



難しく書きましたが、ツイッターでアドバイスを頂けた方が分かりやすく書いてくれましたね。
「1日の値動き」に対して、複利で増えるということです。
単純に2倍、3倍ではありません。

ということは長期投資を続けるほどS&P500の数値とは乖離するということになりますね。



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こちらも考え方は同じです。

下落時は原指数は10%下落し、上昇時は10%上昇します。

レバレッジ2倍は20%下落し、上昇時は20%上昇します。

投資機関が続くと微妙に差が広がります。長期投資だと更に差が広がってしまうのに留意する必要があります。上下動を繰り返すことで減衰することが避けられないETFですね。



経費率は0.95%と高めですが、許容範囲です。レバレッジ3倍という付加価値を考えると良い金融商品だと思います。

ただし、投資のタイミングが重要です。
歴史的大暴落の直前でつかんだ場合は回復するのに時間が掛かります。

初心者には不向きですが、上手くいけば大きなリターンを得られます。



繰り返しですが…。
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10年でこんなに上昇しています。

個別株の銘柄分析も好きですが、SPXLには夢があります。

投資のタイミングがとても重要です。

中央銀行の金利政策に投資するヒントがあるように感じます。景気サイクルの底で投資したいものですね。

十分な現金を用意することでリスクを減らし、チャンスがあれば、SPXLに投資をするのは良いかもしれません。

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