退職金ぶちこみ太郎です。
東京地検特捜部が仏ルノー・日産自動車・三菱自動車の会長を兼務するカルロス・ゴーン氏を金融商品取引法違反容疑で逮捕し、衝撃が走りました。
東京地検特捜部が仏ルノー・日産自動車・三菱自動車の会長を兼務するカルロス・ゴーン氏を金融商品取引法違反容疑で逮捕し、衝撃が走りました。
日産の資金で高級住宅などを私的に複数購入した疑いや、報酬を約50億円過少申告した疑いがあります。
会社を立て直したカリスマ経営者も結局は、ただの人間だったという訳です。徹底して無駄を省き、コストカットを行ったゴーン氏は、自分の私腹を肥やすことに関しては強欲な人間の一人でした。
カリスマ経営者であったゴーン氏に権限が集中し過ぎた結果といえます。
権力はいずれ、必ず腐敗するということです。

これは投資家にも関係のある話です。
何故なら、投資家は経営に関わることはできず、経営者に任せるしかないからです。
会社のお金は間接的に株主のお金なのですから、正しく使って貰わなくてはなりません。
会社のお金は間接的に株主のお金なのですから、正しく使って貰わなくてはなりません。
株式投資をするという行為は会社そのものを手に入れるとの同意味です。投資家のリターンとは「企業の成長による株価の上昇」と「配当金を受け取る」この二つしかありません。
経営者への評価は会社を成長させるという点に注目されがちです。
会社の成長が株価の上昇に関係性があるのは事実です。ですが、湯水のように会社の資金を成長分野へ使うのは考えものです。
投じた資金以上に企業の成長が少ないのであるならば、企業は成長を目指すべきではありません。
会社が成長できないのであるならば、その資金を配当金として株主へ還元するべきです。
会社が成長できないのであるならば、その資金を配当金として株主へ還元するべきです。
株式会社の経営者の使命は、株主へ還元することです。
株主の為に会社を成長させ、成長が限界に来たならば、余った資金を株主へ還元すべきです。それは理想的な投資家が考える理想の経営者です。
逆に成長の見込みが無い分野へ資金を投資し、無駄に会社のお金を消耗するということは、あってはならないことです。
ですが、現実は投資家の思うようにはなりません。経営者は無駄なことにお金を投じてしまうことが多々あるからです。

例えば、JR東海のリニア高速鉄道の開業を例にあげましょう。
リニアモーターカーによる中央新幹線を作ると、JR東海は決断しました。しかし、多大なコストをつぎ込むだけの合理的な理由があるのでしょうか?
リニア高速鉄道を作るのに9兆円も費用が掛かる見込みです。
リニアモーターカーによる中央新幹線を作ると、JR東海は決断しました。しかし、多大なコストをつぎ込むだけの合理的な理由があるのでしょうか?
リニア高速鉄道を作るのに9兆円も費用が掛かる見込みです。
リニアを作る大義名分として、大規模災害に対する抜本的な備えとして、日本の大動脈輸送の二重系化が必要と発表しました。
これがリニアが必要な理由だとJR東海の経営陣は主張しています。
でも、これは経営者の本音では無いと思います。
社長として実績が欲しかったから
これが経営者の本音では無いでしょうか?
もし、リニア高速鉄道を作らずに、その9兆円の資金を株主へ還元するなら株主は大喜びです。本来ならば今までJR東海を支えてくれた株主へ報いるべきでした。
でも、その選択は選びませんでした。
リニアを完成させればJR東海の経営陣は日本の経済界に名を残すことができます。経団連会長の座を狙えるかもしれません。
経営者も人間です。長いサラリーマン人生の末に社長になったのですから実績を残したいと思っても不思議ではありません。
自社株買いをするために、社長の座を狙ったわけじゃない!!
投資家にとって、会社経営を任せる人物を自由に選ぶことができない以上、経営者が信用できるという観点は重要です。
また、それはカリスマ経営者と呼ばれる人物ほど、会社内での強力なリーダーシップが故に暴走すると止める術がありません。まして、起業者が大株主なら尚更です。
・Amazonのベゾス
・テスラのマスク
カリスマ経営者は起業に成功し、名声を手にしてきました。
ですが、どんな企業も成長が止まる時がきます。
その時に株主へ還元してくれるでしょうか?
ですが、どんな企業も成長が止まる時がきます。
その時に株主へ還元してくれるでしょうか?
株主還元のステージに移ってくれるでしょうか?
未来は不確定で、予想することができません。
ですが、私にはベゾスが成長を諦めて株主還元する姿がイメージできないんですよ。

きっと、これからも湯水のように資金を技術開発に使い続けると思います。
何故なら、権力が集中しているからです。止める人がいないんですよ。
だって、経営者であると同時に大株主なんですから…。
私達のような個人投資家の意見を聞いて、株主へ還元する保証はありません。
だって、経営者であると同時に大株主なんですから…。
私達のような個人投資家の意見を聞いて、株主へ還元する保証はありません。
新技術や施設へ莫大な資金を湯水のように使っている企業は、消費者としては恩恵を得られますが、投資家としてはメリットは少ないのかもしれませんね。
ステークホルダーとして考えて、投資家に優しい企業へ投資をするの良いと思われます。
ステークホルダーとして考えて、投資家に優しい企業へ投資をするの良いと思われます。
カリスマ経営者は魅力的ですが、独裁的な経営をしているというデメリットがあります。私はGoogle、Facebook、Amazonという強力な経営者は好みません。
私が投資しているVISA、ジョンソン&ジョンソン、Appleの経営者のことをニュースで聞きますか?
よく分かりませんよね(笑)
だから、良いんです。
民主的な企業で大変結構(^^♪
私は普通の経営者が株主へ還元する姿を見ると安心します。
何故なら、消費者として素晴らしい企業と、投資家として素晴らしい企業は別物なのですから…。

良い記事なら応援お願いします
コメント
コメント一覧 (1)
「日米英によるフランス切り捨て、トランプさんのマクロン氏への意趣返し」
だそうです。