退職金ぶちこみ太郎です。
 
このブログで繰り返し述べていることですが、投資とは目先の株価を見て投資をするべきではありません。
 
短期投資では人気投票ですが、長期投資では計量器のように本来の企業価値に基づいた株価で落ち着きます。確実にお金持ちになりたいなら、長期投資に徹するべきです。
 
では長期投資に相応しい銘柄とは何でしょうか?それは継続的に儲かっている企業です。株を購入することは企業のオーナーになるのと同じです。企業が継続して儲かっているのなら株主も儲かるのは当然です。
 
では継続的に儲かっている企業とは?バフェットはワイド・モート(wide moat)という言葉を使って、優良企業を説明します。
 
wideとは大きな、moatとは城壁の周囲に掘られた堀という意味です。

つまり、優良企業とは大きな城壁の堀に守られているということをバフェットは伝えたいのです。
 
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中世の戦争とは「領土」の奪い合いでした。その領土を守るために城壁や堀を作り、敵軍と対抗したのです。そのために、難攻不落ともいえる巨大な城を築いたのです。
 
城を築くことで戦争を有利に進め、領土を守り抜きました。


 
では現在のビジネスにおける奪い合いとは何でしょうか?それは「顧客」です。ビジネスとは顧客の奪い合いなのです。

その顧客を守り抜くためにワイド・モートが必要です。ワイド・モートが無ければ、ライバル企業からの価格競争を仕掛けられ、顧客が奪われるのです。

優良企業は価格競争から顧客を守るための城壁や堀を持っているのです。それはブランド力のような消費者独占力であり、新規参入するライバル企業を撃退する効果があります。つまり、投資用語でいうワイド・モート銘柄は優れた防御力をもった企業を指すのです。
 
 
 


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まず、ワイド・モート銘柄の大前提として、普通の企業よりも儲かっていること。そして、継続して儲かる構造になっていることです。具体的に条件を列挙します。
 
①事業規模が大きい
②シェアが圧倒的である
③構造的な優位性がある
④太刀打ちできないブランド力
⑤ネットワーク効果
⑥顧客にとって乗り換えコストが大きい

といった企業の特徴が参入障壁となり、ライバル企業から顧客を守ります。優良企業とは上記に列挙した要素を必ず複数持っています。そして、その条件がある企業は営業CFマージンも15%を超える高水準であることが多いのです。
 




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例えば、マクドナルドの特徴です。
・事業規模が大きい
・太刀打ちできないブランド力

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営業CFマージンに注目すると高水準です。




 
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例えば、コカ・コーラの特徴
・シェアが圧倒的である
・構造的な優位性がある
・太刀打ちできないブランド力

ko
営業CFマージンがやはり優秀です。




 
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最後に、VISA
・シェアが圧倒的である
・構造的な優位性がある
・太刀打ちできないブランド力
・ネットワーク効果
・顧客にとって乗り換えコストが大きい

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営業CFマージンが40%越えです。





ほら、ライバル企業を撃退するための武器を沢山持っています。
 
ライバル企業からすると、まさに難攻不落の城です。どうやって、シェアを奪えというのでしょうか?
 
永久に存続できる企業とは顧客の心そのものを保有している企業です。どれだけ時代が変わろうともディズニーランドやコカコーラ、マルボロといった顧客の心を掴んだ商品を生み出せる消費者独占企業です。長期投資をするのなら、ワイド・モートを持った企業への投資をお勧めします。
 
 
 
 
 

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ただ特筆すべきことがあります。長期投資をするうえで新技術や新商品はワイド・モートを持った優良企業の特徴とはならないのです。
 
何故なら、長い時が過ぎれば新技術や新商品は陳腐化するからです。これでは防御力がある企業とは呼べません。あくまでも長期間に構造的に有利な状況が続くことが大事なのです。
 
 
高品質で名高い日本企業は技術力で勝負しています。もちろん、日本の技術は素晴らしいです。ですが、今後も優れた技術が継続してくれる保証はありませんよね?20年前は中国や韓国の企業は日本企業の敵ですらありませんでした。でも今では日本企業と対等以上の技術力を持っています。
 
日本のお家芸であった家電製品が凋落するとは誰も予想できませんでした。テレビもパソコンも携帯電話も日本製が当たり前。日本で製造すれば技術は流出しないと豪語する経営者もいました。しかし、現実問題として日本の技術の優位性は失いつつあります。



・ソニー
sss

・東芝
ttt


 
優れた技術を持っていても、長期では安全とはいえません。長期投資とは構造的に有利と考えられる企業への投資が重要です。目先の株価を考えるよりも、10年後にそのビジネスが存在しているかを考える方が有意義です。
 


10年保有できない企業への投資は10分でも保有してはいけない

ウォーレン・バフェット


もし、貴方が長期投資をするのなら、ワイド・モートを持った企業への投資を心掛けましょう。


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